OC(避妊目的)とLEP(治療目的)の違い
低用量ピルは、主に避妊を目的とするOC(Oral Contraceptives)と、月経困難症や子宮内膜症などの治療を目的とするLEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬)に分けられます(日本産科婦人科学会)(産婦人科診療ガイドライン―婦人科外来編2026)。含まれる成分自体はほぼ同じですが、保険が適用されるかどうかが異なります。月経困難症等の診断がつき治療目的で処方する場合はLEPとして保険診療の対象になることがあり、避妊目的のOCは保険適用外(自費診療)です。詳しい料金は値段・保険適用のページをご覧ください。
一相性ピルと三相性ピル
低用量ピルには、1周期を通してホルモンの配合比が一定の一相性ピルと、自然なホルモンバランスの変化に近付けて1周期内で配合比が3段階変化する三相性ピルがあります(日本産科婦人科学会)。どちらが合うかは、もともとのホルモンバランスや体質によって異なるため、医師と相談しながら決めていきます。
避妊以外の効果(副効用)
- 月経痛(月経困難症)の軽減
- 月経量の減少・月経周期の安定
- PMS(月経前症候群)の症状緩和(日本産科婦人科学会)
- 子宮内膜症に伴う疼痛の軽減(産婦人科診療ガイドライン―婦人科外来編2026)
- ニキビ・多毛の改善
- 長期服用により卵巣がん・子宮体がんの発症リスクが低下することが報告されています(産婦人科診療ガイドライン―婦人科外来編2026)
服用を中止すれば、多くの場合数ヶ月程度で排卵が回復するとされています(日本産科婦人科学会)。将来の妊娠を希望される方でもご相談いただけます。
よくある疑問
- どの種類が自分に合うか分からない: 年齢・体質・月経困難症やPMSなど改善したい症状の有無・喫煙の有無などを踏まえて、医師がご提案します。銘柄名の希望があれば診察時にお伝えいただいて構いません
- 他院やオンライン診療で処方されていた銘柄があるが、同じものを続けられるか: これまで問題なく使用できていた銘柄がある場合は、その情報を踏まえて処方を検討します。お薬手帳や服用中のピルのシート・パッケージがあればご持参ください
- 一度始めたら種類を変更できないのか: 体質に合わない・副作用が気になるなどの場合は、途中で種類を変更することも可能です。自己判断で中止せず、まずはご相談ください
- 先発品とジェネリック(後発品)で効果に差はあるか: 有効成分は同じですが、含有量のわずかな違いや添加物により、体感や価格が異なる場合があります。ご希望に応じてご案内します