子宮頸がんと子宮体がんの違い
「子宮がん」という言葉には、子宮の入り口(頸部)にできる子宮頸がんと、子宮の内側(体部・子宮内膜)にできる子宮体がんの2種類が含まれます。原因・好発年齢・見つけ方が異なるため、それぞれ分けて考える必要があります。
| 子宮頸がん | 子宮体がん | |
|---|---|---|
| 主な原因 | HPV(ヒトパピローマウイルス)感染 | エストロゲンの影響等 |
| 見つけ方 | 定期的な集団検診(細胞診)で早期発見が可能 | 集団検診の対象外。不正出血などの症状をきっかけに医師が判断し検査 |
| 初期症状 | 乏しいことが多い | 月経時以外や閉経後の不正出血が代表的なサイン[1] |
検診を受けたい方は子宮頸がん検診、不正出血などの症状がある方は症状の相談(診察)が適しています。両方に該当する場合もありますので、迷ったらお気軽にご相談ください。
子宮頸がん(検診を受けたい方)
子宮頸がんはHPV感染が主な原因で、多くの女性が生涯に一度は感染するとされています。初期症状に乏しいため、定期的な検診による早期発見が有効です。当院では大田区の子宮頸がん検診(20歳以上対象)を実施しています。
子宮体がん(症状がある方)
子宮体がんは、子宮の内側の膜(子宮内膜)にできるがんです。子宮頸がんのような集団検診の制度はなく、月経時以外の出血や、閉経後の出血が代表的な症状です[1]。少量で茶色っぽい出血のこともあれば、はっきりした出血のこともあります。進行すると下腹部痛・性交痛・腰痛・下肢のむくみなどが現れることもあります[1]。
次のような症状がある方はご相談ください: 月経時以外の不正出血/閉経後の出血/おりものに血が混じる/下腹部痛が続く
子宮体がんが疑われる場合は、問診の上で子宮内膜の病理検査(体部細胞診)を行います。当院の子宮頸がん検診でも、医師の判断とご本人の同意により体部細胞診を追加で実施することがあります。
不正出血・閉経後の出血が気になる方は、検診ではなく診察のご相談をおすすめします。
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