子宮筋腫・卵巣嚢腫について
子宮筋腫は子宮の筋肉にできる良性腫瘍です。子宮の外側にできる漿膜下筋腫と内側にできる粘膜下筋腫があり、粘膜下筋腫では経血量が多くなりやすい傾向があります。卵巣嚢腫は卵巣にできる袋状の腫瘤で、多くは良性です。どちらも自覚症状がないまま、健診の超音波検査で偶然見つかることが少なくありません。
よくある疑問
- 指摘されたら必ず手術が必要か: 必ずしもそうではありません。大きさ・できている位置・症状の有無によって、経過観察のみで問題ないケースも多くあります。定期的な超音波検査で大きさの変化を確認しながら方針を判断します
- 良性か悪性かはどうやって分かるか: 超音波検査での見え方(形・内部の性状)や、大きくなる速さなどから判断します。判断が難しい場合や悪性が疑われる場合は、MRI検査や腫瘍マーカーの血液検査ができる連携医療機関へご紹介します
- 「経過観察でよい」と言われたが不安: 経過観察は「今は治療の必要がない」という判断であり、放置してよいという意味ではありません。指示された間隔(半年〜1年に1回程度が目安になることが多いです)で検査を継続することが大切です
- 大きさが治療方針の基準になるのか: 大きさは判断材料の一つですが、症状(月経量の増加・痛み・頻尿など)の有無や、今後の妊娠のご希望なども踏まえて総合的に方針を決めます
受診の目安
- 健診結果に「要精密検査」「要受診」の記載がある: 結果票をお持ちの上、早めにご相談ください
- 経過観察中に症状が悪化した: 経血量が増えた、下腹部痛が強くなった、頻尿が気になるようになった、などの変化があれば次の予定を待たずにご相談ください
当院でできること
超音波検査で大きさ・位置・内部の性状を確認し、経過観察でよいか、薬物療法(低用量ピル等で症状を緩和する場合があります)や手術が必要かを判断します。手術が必要な場合、対応可能な範囲は婦人科手術のページをご覧ください。当院での対応が難しい規模・状態の場合は、連携している医療機関へ責任を持ってご紹介します。健診結果をお持ちいただくと、これまでの経過と比較しやすくなります。