考えられる原因
外陰部の腫れ・しこりの代表的な原因にバルトリン腺嚢胞・バルトリン腺膿瘍があります。腟の入り口付近にある分泌腺の出口が詰まって液がたまる状態で、片側だけが腫れ、感染を伴うと強い痛みが出ることがあります。このほか、外陰炎(細菌やカンジダなどによる炎症)、皮膚にできる粉瘤、性感染症に伴う病変(尖圭コンジローマ等)なども、しこりやできものの原因になります。
よくある疑問
- 触ってわかるしこりは全て心配すべきか:
大きさが変わらず痛みもない場合、緊急性が低いこともありますが、自己判断は難しいため一度診察で確認することをおすすめします
- 自然に治ることはあるか:
バルトリン腺嚢胞は小さいもので自然に軽快することもありますが、感染して膿瘍になると自然治癒は期待しにくく、処置が必要になることが多いです
- 受診時にどんな検査をするか:
まずは視診・触診で状態を確認します。痛みを伴う内診は必須ではなく、外から見て分かる範囲の診察で方針を判断できることも多いです
- 性感染症を疑われるのが嫌で受診をためらっている:
できものの原因は感染症以外にも多くあります。原因を確認しないまま様子を見るよりも、早めに診察を受けたほうが安心につながります
受診の目安
- 急に腫れて痛みが強くなっている: バルトリン腺膿瘍など、処置が必要な状態の可能性があります
- しこりが徐々に大きくなっている: 経過を確認するためにも早めのご相談をおすすめします
- 発熱を伴う: 感染が広がっている可能性があるため、早めにご連絡ください
当院でできること
視診・触診で状態を確認し、必要に応じて分泌物の検査を行います。バルトリン腺膿瘍・嚢腫については、院内で造袋術(開窓術、所要時間約30分程度)による処置に対応しています。詳しくは婦人科手術のページをご覧ください。性感染症が疑われる場合は性病・性感染症のページもあわせてご覧ください。