考えられる原因
生理痛(月経困難症)には、思春期に多い機能性月経困難症と、子宮内膜症・子宮筋腫などが原因の器質性月経困難症があります。年々強くなる生理痛や、月経以外の時期にも痛みがある場合は、器質性の可能性を確認する必要があります。
よくある疑問
- 毎回鎮痛剤に頼るのは良くないのでは: 用法・用量を守って服用する分には問題ありません。ただし「以前より効きにくい」「量が増えている」という変化がある場合は、痛みの背景に子宮内膜症などが隠れているサインのことがあるため、一度ご相談ください
- 内診されるのが心配: 年齢や症状によっては、お腹の上から超音波を当てる経腹エコーだけで多くの情報が得られ、内診が必須でない場合もあります。検査の内容は事前にご説明した上で行います
- 学校や部活・仕事が忙しく通院が負担: 低用量ピルによる治療は毎日の服用が中心で、通院自体は数ヶ月に1回程度の経過確認で済むことが多いです
- 鎮痛剤はいつ飲むのが効果的か: 一般的に、痛みが強くなってから服用するより、痛みの兆候を感じた時点(月経開始直後や、痛みが弱いうち)に早めに服用したほうが効果を得やすいとされています。服用のタイミングに迷う場合はご相談ください
受診の目安
- 市販の鎮痛剤が効かない、または服用量が増えている: 痛みの強さや原因を確認したほうが良いタイミングです
- 学校・仕事を休むほど痛みが強い: 我慢して過ごす必要はありません
- 年々痛みが強くなっている: 器質性月経困難症(子宮内膜症など)の可能性を確認します
- 月経量も多い、または月経以外の時期にも不正出血がある: 痛み以外の症状も合わせてお伝えください
- 月経の時期以外にも下腹部痛がある: 月経に伴わない痛みについては下腹部痛・骨盤の痛みのページもご覧ください
当院でできること
問診でこれまでの痛みの経過をお伺いした上で、必要に応じて超音波検査(経腹または経腟)を行い、子宮内膜症や子宮筋腫の有無を確認します。原因となる病気が見つからない機能性月経困難症の場合も、低用量ピルによるホルモン治療で症状の緩和を図れることが多く、「痛み止めで様子を見るしかない」わけではありません。ご希望や体質に合わせた治療法をご提案します。